2009年12月30日
暮れてますなぁ~
風邪からなんとか復活した私ですが、お正月準備に精力的に立ち働く事もなく、薄ぼんやりと暮らしております。
一応会社は本日~新年3日まで休みですが、ホテル業務部である私は何だかんだと現場に手伝いに行ったり、事務処理を先行して処理する為にオフィスに行ったりと完全休業とはなかなかまいりません。
さて~ アルファロメオ147に乗り始めて、1年2カ月が過ぎました。
愛車に乗る度に思います。やはり自動車は単なる移動手段や運搬手段として企画・生産された物ははっきり申しましてつまらなく、「運転する事」自体の愉しみを大切にされた物は「環境」だの「エコ」だののお題目はほっといて、価値があるのだっ!!・・・と。
↑無駄に叫ぶ
ある自動車評論の大家な方が「最近の若人は”車離れ”なのではなく、”運転離れ”なんじゃないか?」って何処かに書いておられましたが、私もそんな風に思います。
現代の車は快適だし、始終故障に困らせられる事なんかありゃしません。運転も楽だし・・・
でも、”走らせる”と言う感覚が希薄になって行っている事は間違いないと思います。(メーカーとしてはそれを望んでいるのかもしれませんが)
国産の自動車には相対的にその傾向が強いと思いますし、
運転していて、その「無機質さ」に辟易する事も多い様な
気がします。運転好きな私なんかからしますと・・・
愛車147は高級車ではありません。
機械的にも旧式の部類に入りますし、環境性能から見ても
誇れる部分は少ないかと思います。
ただし、自動車本来の仕立て・・・と言う部分では、最新の一部の自動車よりも真っ当だと感じる部分が多く存在します。
ストロークがきちんと確保され、サスやダンパーのセッティングから「車体全体で」旋回する事を前提に仕立てられた足回り。
剛性感を感じさせながらも、たおやかな感覚をドライバーに
伝えるボディー。
単なる「動力発生装置」ではなく、ドライバーの感性に訴えかける資質を持った(ある意味演出ですが)エンジン。
愛車147と過ごす時間は「運転好き」な私にとってはかけがえのないものとなっております。
スペック的には大した事ない車でも、走らせるとウキウキしてしまう自動車は沢山ありますね。
逆にスペック上のお題目はスゴイのだけれども、運転していてまったく笑顔になれない自動車も存在する。
ま、スペックとか巷での評判とか市場での評価とかが大事な方はそれでも良いのでしょうが・・・
私はこれからも、運転する事自体が楽しい自動車のみを愛して行きたいと考えます。
この秋から久しぶりに仕事がらみで国産の何種類かの自動車を運転しましたが・・・
相変わらず目に見えない所での(しかも実はドライバーへの
インフォメーションとしては大切な個所なのに)コストダウンが多いなぁ~と感じました。
安っすいダンパーは安物な感覚を伝えるし、それなりの仕事しかしやしません。表皮にいくら高級そうな装丁を施したって、安っすい仕立てのシートは短距離走行するだけで腰が痛くなる。
本質を忘却し、上っ面の商品性だけで大切な商品を仕立てる
手口が大好きな某巨大国産自動車メーカー・・・
私はやっぱり好きになれません。
年末にわざわざ毒を吐く事ぁないんですが・・・(笑)。
皆様年末年始を楽しくお過ごし下さいませ~