2009年11月14日

ドタバタしています

元々更新速度の遅い我がブログなのですが、この秋からの人事異動で本社勤務になってしまった私は、連日終電間際の帰宅で疲れ果ててしまい、PCに向かう気力すらありませんでした。

これまでずっと現場責任者と言う立場で働いておりましたが、毎日背広を着てオフィスに出勤する仕事の形式に馴染めず、悶々とした日々を送っております。

37歳まで放し飼いで生きて来た私が、46歳でこんな事言うのははなはだ「ずれて」いる・・・のですが、契約だの、債権だの、債務だの、粗利だの、生産性だの、整合性だの、稟議だの・・・そんな言葉で構築してゆく組織と、それを司る膨大なペーパーワークに辟易としております。

先月末で定年退職された、かつて大変お世話になった会社の
大先輩が定年直後に倒れられ、そのまま亡くなられました。

つい何日か前まで会社の喫煙所でお話ししていたのに・・・

あらためて人の一生のはかなさを感じましたが、それでも
会社の人々は「会社の行事の一つ」としてあくまでも冷静に
お通夜に向かう準備をされており、その「無表情ぶり」にも
驚くと共に、暗澹たる気持ちを感じずにはおれませんでした。

規格化され、統一化されたシステムは効率的な進行を生み出すのではありましょうが、それに参加している人間の表情までも「画一化」して行くものなのか・・・?

かつて、確か太宰治氏の作品の中で見た表現にも同じような感覚を記していたものがあったように記憶しておりますが、組織と言う存在に埋没する個々の存在・・・と言う事を最近考えずにはおられない毎日です。

甘っちょろいのでしょうね、私は・・・

背広と言う制服を身にまとい、一つの方向性にのみ向かって全体で歩んでゆく・・・

一番私の苦手とする生き方です。

はたしていつまで続けられるか?

それとも、違う視線で物事を見る事が出来るようになり、私の幼稚性は「改善」されて行くのか?

今は全くわかりません。

画像は先日会社の行事で参加したUSJへの日帰り旅行で見つけた黄色いデュース・クーペです。

デロデロ~♪とアメリカンV8の音を鳴らしながら、街を流したい今日この頃です。





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