2009年05月10日

おくり出し

忌野さんとのお別れには非常に沢山の方々が参列された様子でしたね。

皆さんそれぞれの想いで稀有な存在であった忌野さんとのお別れを
された事でありましょう。

昨年は女優の深浦加奈子さんが亡くなられました。

実は私、東京時代に深浦さんとは縁があり、逝去の報せを受けた時には非常にショックを受けました。

かつての仲間と連絡を取り、お別れ会に参加する手はずを整えておりましたが、土壇場になって仕事で問題が発生し、結局出向く事は叶わず、今でも悔しく思っております。

深浦さんとは舞台の打ち上げ等でよく顔を合わせ、普段は優しい女性で

「○○君(私の苗字)、元気?」と常ににこやかな彼女が酒席では・・・

「こら~!!○○!!、わたしの傍においで~っ!!」

とか大声で呼びつけるのが可笑しくて々(笑)


「あのね、男は女性から”一度でいいから抱かれてみたい”って幾つに
なっても思われる様じゃなきゃダメよ」

とか・・・

「芝居をやっていて、貧乏はしていても、貧乏臭く生きてはダメなのよ」

「苦しくても自分を磨く事に投資出来る男じゃなきゃダメ!」

などと言う貴重なアドバイスも頂きました。

深浦さんが渋谷のパルコ劇場に出演している時に、たまたま普段は
コロンとかつけない私が、柑橘系のものをつけて楽屋見舞いに訪れると、すぐさまそれに気づいて

「(この芝居に出ている)他の男の子達はダメよ!!」

「貴方みたいに(男としての)気概を持たないとね!」

「その香り、貴方に似合っていてとても素敵よ♪」

と妙な褒められ方をして恐縮した事もありました(笑)。

その夜は深浦さん行きつけのショットバーで飲んだっけ・・・


優しくて、魅力的で、お姉さんだから時にはちょっと恐くて・・・(笑)


でも、素敵な・・・とっても素敵な女優であり、何より素敵な一人の女性でした。


誰かの心に残る言動を発する事が出来る生き方をしなければいけないなぁ・・・って、大切な人が亡くなるといつも思います。


人の生き方が(結果とは関係なく)他の人を支える事って多いですね。


それが少しずつ繋がってゆけたなら、きっと生きる勇気が皆に満ちて
ゆくんじゃないだろうかと、そんな風に思います。


青臭くてもいいや♪


深浦さんに叱られない様な男になれるように頑張ろうっと(笑)




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