2009年10月21日

夢をみました

起きた後覚えていなくても、夢と言うのは常に見ているらしいですね?

皆様は夢をよく見られるでしょうか?

私は普段、夢を見た・・・と言う感覚が全くなく起きてしまうので、つまらないなぁっていつも思うのですが、つい先日、やけに鮮明で、それでいて嬉くも悲しい夢を見たのです。

夢の中の私は、もうどちらかと言うとおじいさんに近い雰囲気で、何処か田舎の博物館か何かの学芸員・・・と言うか、倉庫整理番みたいな仕事をしているんです。

で、古びた蔵の中で、パートの女性二人と古文書なんぞの埃をはらったり、なんかしているのです。

で、その二人の女性の一人と申しますのが、私が22歳の頃お付き合いしていて、私の勝手で冷たい仕打ちをしてしまった方なのです。

私はもう立派なおじいさんなんですけれども、その方は若き日のままのお姿で、私の前で微笑んでおられます。

私はその方にかつての仕打ちを誤りたいってずっと思っていたのは確かなのですけれども、まさか夢の中でお会いするとは思ってもおりませんでした。

夢の中での私は随分再会を喜んでおり、その方の手を取って、ずっと謝り続けています。

私が何を言っても、その方はただ優しく微笑んでいるばかり・・・

「貴女に再び会えた事は私にとって最高の幸せです。」

「もう思い残す事はありません。」

って泣きながら言った所で目が覚めました。

夢だったか・・・って思わず声に出した自分に吃驚。

まぁ、現実的に考えれば、25年ほども昔の恋人からいまさら謝罪されたって、迷惑千万なお話しですけれども、若き日の悔恨の気持ちがいつまでも自分の心の奥底に潜み続けている事をあらためて思い知りました。


もしも本当にあの方に再会出来て、みっともなく謝罪する私に、夢の中で見せてくれた様な微笑を授けて頂けたら・・・

確かに私は思い残す事は何も無い様な気がします。

きっと自分が死ぬまでこの想いは続くのでしょう。

”夢の中だけでも許して貰えて良かった”

と言う嬉しい気持ちと、

”現実には悔いを抱えて生きてゆくのだ”

と言う悲しみに包まれた目覚めでした。

夢と言うのは不思議なものですね・・・



  

Posted by kin147 at 07:29Comments(2)TrackBack(0)